SERVICE
近海タンカーが手掛ける、日本国内沿岸船タンカー事業と、東京湾のバンカー事業についてご案内します。
沿岸船タンカー事業
内航タンカーオペレーター
近海タンカーは内航タンカー(国内沿岸を航行区域とする石油類運搬船)オペレーターとして、わたしたちの生活に欠かせないエネルギー物流の一翼を担っております。
日本のエネルギーはおもに輸入に依存していますが、輸入された原油は製油所にて石油ガス、ガソリン、灯油、軽油、重油へと精製され、内航タンカーによって各地の油槽所(石油製品の貯蔵施設)へ海上輸送されています。
近海タンカーでは白油タンカー、黒油タンカー、また白油・黒油・ケミカル兼用タンカーを運航し、顧客のニーズに応じたサービスを提供。
ガソリン、灯油、軽油といった白油製品を中心に、重油類(黒油)やケミカル、アスファルトなど、さまざまな石油製品の海上輸送サービスに従事しております。
兼用船シェア業界ナンバーワン
2004年に業界初の白油・黒油兼用タンカーを運航開始。2013年に業界初の白油・黒油・ケミカル兼用タンカーを運航開始。以後、複数種類の液体貨物を品質を損なうことなく荷役することが可能な、6タンク6ポンプの荷役ライン構造のタンカー船を増強、現在5隻の兼用船を運航しています。
荷主のニーズに応じて一定期間は白油タンカーとしてガソリン・灯油・軽油などを積載、その期間中はケミカル(トルエン、キシレン、ベンゼン、アルコールなど)の積載も可能です。次の一定の期間は黒油タンカーとして重油を積載し運航することができます。
黒油積載から白油積載に切り替える場合は、タンク洗浄を実施します。カーゴタンクはSUS304ステンレスタンクを採用。これまで多くのタンク洗浄を経験しノウハウを養ってきました。
国際航路にも転用可能
運航船舶の中には、日韓航路や日中航路といった近距離の国際航路にも転用可能な構造で建造されたタンカー船もあり、刻々と変わる世界のエネルギー輸送も見据えています。
バンカー事業
東京湾の船舶に燃料を供給
2015年より東京湾でのバンカー事業を開始しました。
現在、A重油80klとC重油220klを積載する第十八甲子丸、A重油200klを積載する祐晴丸、A重油120klとC重油380klを積載するふよう丸、3隻の配給船で燃料及び潤滑油の供給を行っています。
協力会社との連携(他社配給船手配)も行いお客様のオーダーに迅速対応し、安全確実な納入をお約束いたします。
社船
船名 | : 近海丸 |
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用途 | : 油兼ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 白油、黒油、ケミカル |
総屯数 | : 4,214 |
載貨重量屯数 | : 4,998 |
航海区域 | : 限定近海 |
竣工年月 | : 2022年6月 |
船名 | : 近竜丸 |
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用途 | : 油兼ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 白油、黒油、ケミカル |
総屯数 | : 4,213 |
載貨重量屯数 | : 4,998 |
航海区域 | : 限定近海 |
竣工年月 | : 2016年1月 |
船名 | : 近帥丸 |
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用途 | : 油タンカー |
積載貨物 | : 白油 |
総屯数 | : 3,760 |
載貨重量屯数 | : 4,999 |
航海区域 | : 限定近海 |
竣工年月 | : 2007年6月 |
定期用船
船名 | 用途 | 総屯数 (GT) | 積載量 (KL) | 航行区域 |
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きんしゅう | 白油 黒油 | 4,248 | 6,000 | 限定近海 |
みきとよ | 白油 | 3,948 | 6,000 | 限定近海 |
きんよう | 白油 | 3,763 | 6,000 | 限定近海 |
きんたい丸 | 白油 | 3,763 | 6,000 | 限定近海 |
第十近雄丸 | 白油 | 747 | 2,000 | 沿海 |
第十一近雄丸 | 黒油 | 999 | 2,000 | 沿海 |
第十二近雄丸 | 白油 黒油 ケミカル | 4,052 | 6,000 | 限定近海 |
第十一重福丸 | 黒油 | 499 | 1,000 | 沿海 |
第十八重福丸 | 黒油 | 498 | 1,000 | 沿海 |
第十八甲子丸 | 黒油 (配給船) | 99 | 300 | 平水 |
祐晴丸 | 黒油 (配給船) | 78 | 200 | 平水 |
ふよう丸 | 黒油 (配給船) | 197 | 500 | 平水 |
あすざん丸 | アスファルト | 747 | 1,200 | 沿海 |
合計13隻 | – | 23,638 | 38,200 |