DAIICHI KAIU
事業内容
貨物船部門
499総トン型貨物船により北海道産の小麦輸送に従事しており、その約40%を当社が担っています。小麦を北海道から京浜、中京、阪神地区へ運んだ後は、畜産物の飼料となる大豆粕や菜種粕を積載し、北海道へピストン輸送しています。
ほかにも、橋梁や大型機械などといった陸上輸送ができないものや、原料、紙類などの輸送も一般貨物船により行っています。
内航貨物船は、陸上輸送の代替え手段としても威力を発揮します。当社では、災害時に鉄道輸送が困難になった際に、船舶での代替輸送を担っており、緊急時の社会インフラを支えています。
アンモニア船部門
液化アンモニアを運搬する専用タンク船により、国内アンモニアの海上輸送の約20%を当社が担っています。アンモニアはおもに発電所等の脱硝用として使用されており、ほかにも肥料、化学繊維、接着剤やプラスチック原料等の用途に使用されています。
燃料系部門
バンカー(船の燃料)、重油軽油等に関するブローカー業務も請け負っています。
次世代燃料「アンモニア」について
これまで肥料として利用されることが多かったアンモニアですが、燃やしても二酸化炭素を排出しないことから「次世代の燃料」と言われています。そのため、発電の燃料として使われている石炭や天然ガスからアンモニアへの置き換えが期待されています。しかし、その製造には化石燃料が使われており、今は再生エネルギーを用いた製造が試されているところです。
今後アンモニアがカーボンフリー燃料となると、アンモニア専用船に大きな需要が生まれます。今現在、当社にも各方面からの問い合わせが来ています。
社船
船名 | : 昭安丸 |
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用途 | : 特殊タンク船 |
積載貨物 | : 液化アンモニア |
総屯数 | : 699 |
載貨重量屯数 | : 940.03 |
竣工年月 | : 2001年3月 |
船名 | : 第八昭安丸 |
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用途 | : 特殊タンク船 |
積載貨物 | : 液化アンモニア |
総屯数 | : 493 |
載貨重量屯数 | : 752.28 |
竣工年月 | : 2009年10月 |
船名 | : あすざん丸 |
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用途 | : 特殊タンク船 |
積載貨物 | : アスファルト |
総屯数 | : 747 |
載貨重量屯数 | : 1,534 |
竣工年月 | : 2009年8月 |
船名 | : 第七翔洋丸 |
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用途 | : ガット船 |
積載貨物 | : セメント原料 |
総屯数 | : 499 |
載貨重量屯数 | : 1,570 |
竣工年月 | : 2018年3月 |
定期用船
用途・貨物の種類 | 総屯数 (GT) | 載貨重量屯数 (GWT) | 航行区域 |
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特殊タンク船 液体アンモニア | 1,447 | 1,927 | 沿海 |
貨物船 一般貨物 | 998 | 3,400 | 限定近海 |
油槽船 石油製品 | 244 | 590 | 平水 |
隻数 計4隻 純屯数・載貨重量屯数計 | 2,689 | 5,917 |