ENYO SHIP
事業内容
外航タンカー貸渡業
1979年に近海タンカーグループ内に設立、同年11月に外航部門を移管。外航社船「OCEAN SWALLOW」とともに歩み始めた、近海タンカーグループ内唯一の外航に携わる会社です。
これまでおもに原油/石油製品タンカーやケミカルタンカーを大手海運会社、石油元売り会社向けに傭船し、高品質な液体輸送の一端を担って参りました。
具体的には原油/石油製品タンカーのPanamax型を始め、MR型、ステンレスカーゴタンクを有するケミカルタンカー33型、19型など、外航石油タンカー及びケミカルタンカーを船主として保有し、貸渡した実績がございます。
現在保有している船舶は4隻。
当社の保有船舶のうち、33,916重量トン「CHEMROAD HAYA」は業界最大級の積載量を有するケミカルタンカーです。このサイズのケミカルタンカーを運航しているのは世界でも数社、付加価値が高いタンカーと評価されております。また、20,000重量トン前後のケミカルタンカー「BAY YASU」、「NORDIC MASA」を2隻保有しております。こちらは、世界でも隻数が多く、使い勝手が良く、多くの運航会社で運航されているタイプのタンカーです。
新たな保有船として、2022年5月にOCEAN NISAというタンカーが竣工致しました。本船は重量トン49,999トン、石油製品及び化学品を積載でき、汎用性が高いタンカーです。海運業業界では、MR型と呼ばれている船型となります。
燕洋海運は世界的な資源、原材料、製品の動きを注視しつつ、その海上輸送を担う船主会社として安全で、高品質な運航を支えていきたいと考えております。
ケミカルとは
石油及び天然資源由来の原料から製造されたもの。代表的なものはベンゼン・トルエン・キシレンで、これらは衣類・スマートフォンの外面・ペットボトルなどの原料になります。また、エタノール・パーム油といったアルコール飲料やカップラーメンの材料となるものから、石鹸などの材料となる苛性ソーダ、工場などで洗浄に使われる硫酸といった危険物まで、多種多様なケミカル製品があります。
今後の事業展開について
地球温暖化に伴うCO2削減が課題となっている今、石油を始めとするエネルギーや原料がどのように利用されるかわからない時代を迎えています。
燕洋海運は従来どおりタンカーの外航船船主としての事業を行うと同時に、ガス、アンモニアの船など新エネルギー輸送なども視野に入れ、業務拡張を企図して参ります。
社船
船名 | : CHEMROAD HAYA |
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用途 | : ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 化学品 |
総屯数 | : 20,117 |
載貨重量屯数 | : 33,916 |
竣工年月 | : 2004年12月 |
船名 | : BAY YASU |
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用途 | : ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 化学品 |
総屯数 | : 11,977 |
載貨重量屯数 | : 19,896 |
竣工年月 | : 2008年10月 |
船名 | : NORDIC MASA |
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用途 | : ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 化学品 |
総屯数 | : 12,111 |
載貨重量屯数 | : 20,819 |
竣工年月 | : 2009年10月 |
船名 | : OCEAN NISA |
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用途 | : 石油・ケミカルタンカー |
積載貨物 | : 石油製品、ケミカル製品 |
総屯数 | : 29,671 |
載貨重量屯数 | : 49,999 |
竣工年月 | : 2022年5月 |